百尋ノ滝 ~ 川苔山

kebin

2009年03月22日 20:00


久々の奥多摩でした・・・
3月21日(土)、3連休の中日に奥多摩の川苔山(1,363メートル)へ行ってきました。標高差は登り940メートル・下り1,050メートル、奥多摩らしい深い谷と急峻な尾根を相手に、それなりの緊張感と体力を要求される意外と手強い山でした。

当日は6時に自宅を出発。電車を乗り継ぎ8時28分に終点の「奥多摩駅」に到着。改札を出てトイレを済ませ、「東日原」行きのバス乗り場に行くと・・・何と長蛇の列。結局全員は乗り切れず、沢山のハイカー(およそバス1台分)を残したままで出発。期待した臨時便も手配されず、結果的に1時間遅れの9時33分発の定時便での出発となりました。当初は終点の東日原まで行くつもりでしたがここで予定変更、百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)経由で川苔山に向かうこととしました。

■ 歩き出しは9時50分、「川乗橋」で下車した沢山の登山者と一緒に林道を進みます。少し歩くと、左側に「鳥屋戸尾根」への入口を示す道標がありました。破線ルートですが、尾根を辿れば「蕎麦粒山」に至ります。


■ 右に「聖滝」を見て「竜王橋」を渡り、10時34分に「細倉橋」に到着。ここから右の谷沿いの道に入ります。


■ まずは右岸を進み川苔谷に出ます。


■ 美しいナメや小さな滝などを見ながら何度か谷を渡って進みます。まだこの辺りは沢沿いですが、ここから徐々に深い谷を大きく高巻くスリリングな道に変わっていきます。


■ 道幅40~50センチ、場所によっては谷側に斜めに崩れている何とも頼りない踏み跡を慎重に辿っていくと、落差40メートルの「百尋ノ滝」に到着(11時14分)。この辺り、滑ったら数十メートル下の谷底まで一気に落ちてしまう危なっかしいトラバースが延々と続きます。


■ 百尋ノ滝の少し先からは支尾根の急登となり、その後小さな沢を渡るところで小休止(11時51分)。お腹が減ったので、ここでおにぎり1個を食しました。


■ その後「足毛岩」への分岐を見送り、沢の源流帯を詰めていきます。最初は団子状態だった登山者も徐々にばらけ、この辺りまで来ると前後には誰もいません。そろそろ森のクマさんが出てきそうな気持ちの良い自然林が広がっていました。


■ その後は左の尾根に上がり、更に急登しばしで右に川苔山の山頂が見えてきます。そして12時38分、分岐の道標の立つ「東の肩」に出ました。


■ 蕎麦粒山~日向沢ノ峰からの縦走路。手前のピークは「曲ヶ谷北峰」です。


■ ここからは「石尾根」のような広い尾根を進みます。まもなく山頂です。


■ そして12時45分に山頂到着、川乗橋からは2時間55分でした。山頂は沢山の登山者でとても賑やかで、皆さん思い思いの時間を楽しんでいました。


■ 山頂からの眺め。1番手前が「鳥屋戸尾根」、その向こうが「ヨコスズ尾根」で右の3つの突起は「三ツドッケ(天目山)」、更に向こうが「タワ尾根」でその左に「天祖山」、一番後ろが「長沢背稜」で左の高いピークが「雲取山」ですね。


■ カップラーメンとおにぎりを食し、十分に展望を楽しんだ後は、13時20分に下山開始。


■ 山頂直下から見上げた沢の源頭部。


■ 薄暗い植林帯をノンストップで下って、14時45分に「大根ノ山ノ神」で一本。


■ 最後の分岐は「熊野神社」に降りて参拝し、15時18分に「鳩ノ巣駅」に到着。駅前で缶ビールを購入し、15時46分発の「青梅」行きで帰路に着きました。


奥多摩は昨年9月の「雲取山」以来でしたが、流石はメジャー山域というか、華やかな雰囲気がありますね。山自体は大変険しく派手さもありませんが、何となく若い人が多いというか・・・秩父や奥武蔵ではまず見掛けない若者のグループや単独の若い女性などが少なからず目に付きました。それに装備にもしっかりとお金を掛けている方が多く、そろそろ自分のウェアも買い換えかな~なんて(笑)。今回は試験的に全てコンデジで撮影してみましたが・・・結果はやっぱり微妙でした ^^;





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